Mon, Jan 25

  • 01:01  ほんとうに偶然誘われたシンポジウムで、俳人・田中裕明さんの仕事を知る。まるで好きな画家の絵に触れるように、この人の紡ぐ日本語にどうしようもなく惹かれている自分を発見する。
  • 02:09  「俳句は「詩」だ」という言葉、新鮮だったなあ。もっと手垢のついた、閉じた世界だと思っていた。これほど切実に、外に向かって開かれた普遍を目指して表現した人がいたのだ。四ツ谷龍氏の講演が、美術や音楽や哲学を横断する内容だったのも、門外漢には幸運だった。
  • 02:21  田中裕明の「夜の形式」についての文章と、今日の講演から、ル=グィンの「夜の言葉」を連想する。文語・定型・季語ありという最も伝統的な形式をとりながら、彼の句にはどこか良質なファンタジーと相通じる、異化された現実の手触りがある。
  • 02:26  春の暮土星つめたき輪を思ひ 田中裕明
  • 02:28  大半の月光踏めば水でないか 田中裕明
  • 02:29  空へゆく階段のなし稲の花 田中裕明
  • 02:36  初雪の二十六萬色を知る 田中裕明 この感覚には痺れる。彼は村田製作所で研究開発を行う、優秀なエンジニアでもあった。
  • 15:50  @long_tai やはりご存知だったのですね。もっと早く出会いたかったと残念です。昨日一日で俳句についてとても興味が出て、色々調べているのですが、香川さんにも是非近々お話を伺えないでしょうか。お返しがファンタジー与太話などでよければ…。  [in reply to long_tai]

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