2009-03-01から1ヶ月間の記事一覧

回教寺院で考えたこと

(画像出典:東京ジャーミィ・トルコ文化センターウェブサイト) 今住んでいる家から自転車で10分ほどの所にある回教寺院『東京ジャーミィ』を夫婦で見学してきました。小田急線からも見えるところにあって、以前から気になっていたのですが、なかなかチャン…

連繋

磯江毅の画集に序文を寄せているアントニオ・ロペス・ガルシアが、ビクトル・エリセの『マルメロの陽光』の画家であった事をいま知った。昔BSで放送したときに録画したはずだが未見。発掘せねば。そしてやはり『エル・スール』の画面にはベラスケスの影響…

グスタボ・磯江との遭遇

『存在の神秘 磯江毅 遺作展』の最終日に、御成門の東京美術倶楽部へ。人がその一生涯をかけて行う世界認識の、ひとつの極限の形を見た思いがする。この出会いの余韻は、暫くの間おさまりそうにない。 彼の事を知ったのは、書店で手に取った『美術手帖』だっ…

ロダンについて

光と影と陰のつくりだすリズムに注意すること。量を掴むとは、光と陰の相互の対照から、見えない部分の立体をも把握することなのだ。ロダンが言っていた、ミケランジェロとゴシックの類似とは、ひとえにその陰の表現の中にある。西洋美術館にあるロダンの作…