Sat, Sep 25

  • 06:31  RT @miyayou: だから、極論すると、もし我々の文明がもっと身体性の喪失をエスカレーションさせるならば、ゼーガペインという物語は、もっとわかりやすく、もっと必要とされるようになることは間違いない。もちろん、そういう状況は、加速するしかないのだから、ゼーガペインは、 ...
  • 06:40  ゼーガペインの同時代性についての考察、非常に首肯する所が多いです。企画書からは、意識してエヴァンゲリオンと異なる地平を目指した事が窺えますし、新劇場版における主人公の顕著な性格の変化は、ゼーガに先取りされていたと思います。 @miyayou
  • 06:55  放送以降の4年間で現実がハードさを増した事は、ゼーガという物語がアクチュアリティを持ちつつあることと、恐らく無関係ではないだろう。昔のままの碇シンジが出撃しても、この状況では即死するだけだ。今を生き抜く為には、強靱さと楽天性を併せ持つ魂が要る。ソゴル・キョウにはそれがあった。
  • 07:02  宮崎駿が当初構想した『未来少年コナン』の主人公は、鬱屈した内面を抱えた年上の少年だった。だがそれでは最終戦争後の世界を生き延びる事はとても出来ないだろうと考え、あの「コナン」になった。伊東さんのインタビューを読むと、キョウの性格についても似たようなエピソードがあった事が判る。
  • 07:14  こういうの前に書いたよな〜と思っていたら、ゼーガペインのブルーレイ上映会に応募した時の文章が出てきた。公開を前提としていないのでかなり恥ずかしい部分があるけど、早朝なので転載してしまおうっと。
  • 07:15  ゼーガペインは、我々自身が近未来に直面しなければならないであろう問題に正面からぶつかり、長編の連続物語でしか出来ないスケールの大きさで、しっかりとひとつの答えを描いて見せた」
  • 07:16  「それによって、ロボットアニメの世界のみならず、21世紀に入ってからの「物語」全般を巡る閉塞状況を打ち破る事に成功し、後に影響を及ぼす重要な作品群の中に数え入れられるほどのエポックとなったと、自分は考えている」
  • 07:17  ゼーガペインの中で繰り返された「情報とは、生命とは、そして人間とはいったい何なのか」という問いの重要性は、情報技術の爆発的な進歩が、社会や我々自身の姿を激変させてゆくこの時代にあって、時を重ねる毎に増していくことだろう」
  • 07:17  「主人公の少年「キョウ」は、人類にとってこれ以上ないほどの逆境にあってなお、前に進むことを止めない。時に迷いながらも、愛する人々と自分自身を見つめる事の中から、「生きている」ことの本質を自分で確かめ、答えを出してゆく」
  • 07:18  「だからこそ、彼が出した答えは、生命としての実在と情報としての実在の狭間で戸惑い彷徨うであろう、来るべき世代の少年達にとって、嵐の中の灯台にも似た輝きを放ちうるのではないか」
  • 07:18  「あるいはそのイメージは、高度経済成長による自然環境の破壊の中で、あえて"野蛮児"である事の魅力を子供達に伝えた、『未来少年コナン』の立ち位置に重なる、と云えるかもしれない」
  • 07:19  「少年期に『ゼーガペイン』に出会い、心のどこかに「キョウ」のような人物に対する憧れを植え付けられたならば、いつしか大人になり絶望の淵に立っても、必ずもう一度這い上がって来ることが出来るはずだ」
  • 07:20  「この作品には、それだけの力がある。少なくとも、自分はそう信じている。だからこそ、どんなアニメーションよりも、決定的な形で後世に残していくことに意義があるのだと思う」
  • 07:24  …とまあ、一部贔屓の引き倒し的な面もあると承知しつつ、自分の中では『ゼーガペイン』は、来るべき時代の『未来少年コナン』なんだ!と思っているのです。コナンが未来のクリエータに与えた影響が絶大だったように、これからゼーガが起こすだろう連鎖反応にも、とても期待しているところ。

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