Sun, Dec 12

  • 21:29  NHKのゲーム特集、番組の内容よりも、加藤登紀子さんが見ながらtweetしている事の方が衝撃だったり。
  • 21:49  エンザイムの寮は暮らしやすそうだなあ。生粋のゲーム好きにとっては、下手に開発に回るよりも幸せなキャリアなのかも知れない…。
  • 22:17  Nスペでゲーム取り上げるのは「新電子立国」以来だろうか。総花的だけど面白く見た。両手が自由になる一輪車でPSPやるのは、結構合理的?
  • 22:28  『幕末・明治の超絶技巧 世界を驚嘆させた金属工芸』展。本当に度肝を抜かれた。皇室の名宝展で見た海野勝?も素晴らしかったが、何といっても正阿弥勝義 http://bit.ly/eRFHOB がまさに超絶的。細工が繊細過ぎて、金属で出来ている事を全く意識できない。
  • 22:50  http://bit.ly/g3lZPY この記事で紹介されている「蓮葉に蛙皿」は、表から見えない蓮の茎の断面の穴まで彫り込んである。15センチにも満たない皿の中に、「用の美」を超えた小宇宙を作ってしまった彼は、どういう人物だったのだろうかと気になった。
  • 23:12  今回の展示の元になった清水三年坂美術館のコレクションは、村田製作所の御曹司の村田さんが、僅か25年ほどの間に蒐集したものだそうだ。幕末・明治の美術工芸品は、近年まで国内の骨董市場で色物扱いされ、海外市場での評価の方が遙かに高かったため、多くが流出の憂き目をみていた。
  • 23:25  この辺り、少し時代がずれるけれど、吉田博や川瀬巴水などの、大正新版画の評価にも通じるところがあると思う。かつて、表層的なものを超えた日本の伝統と西洋文化との融合に本気で挑み、海外で高い評価を獲得した作家達の業績は、その母国においては長く顧みられていなかった。
  • 23:31  図録冒頭の対談では、幕末から明治にかけて花開いたこうした超絶的な職人の観察力と技は、その後日本の科学技術の発展に寄与したのではないか、という発言がある。確かに正阿弥勝義の眼差しは、たんに自然の美を工芸に取り入れる事を超えて、自然の形態そのものの追求へと向かっている気がする。
  • 23:51  体系化された科学を持たずとも、幕末の職人達は既に徹底的な観察の習慣と、長年の訓練の賜物である高度な手技とを持っていた。村田製作所自体、清水焼の製陶所から出発してセラミックコンデンサの製造を始めたのだと云う。そうした意味でこの展示は、美術史ではなく工業技術史的にみても興味深い。

Powered by twtr2src