Fri, Feb 18

  • 02:23  "The Significance of Watson" http://bit.ly/eiDRet カーツワイルの熱い語りに感化されて、ここ数日Watsonの事を追いかけていた。チューリングテストをパスするAIなんて遠い未来の事だと思ってたのに、もうここまで来てしまったんだ。
  • 02:24  "But keep in mind that this is not an alien invasion from Mars. We’re creating these technologies to extend our reach. "
  • 02:27  "The fact that farmers in China can access all of human knowledge with devices they carry in their pockets is..."
  • 02:27  "...a testament to the fact that we are doing this already."
  • 02:35  Youtubeに上がっている動画を見ていると、確かにある種の感慨が湧き起ってくる。A.C.クラークが存命なら「やれやれ、やっとここまで来たか」と云うだろうか。ワトソンの喋り方がHALにそっくりなのは、やはり双方の生みの親IBMならではのオマージュなのかもしれないと思う。
  • 02:44  もちろん技術的には人間型のアバターにリアルタイムアニメーションをさせてもいいのだけど、敢えてモノリス型のディスプレイに浮かぶ青い球体と、落ち着いた男性の声という組み合わせにしたところが「判ってる」と思う。AIとしての性能だけでなく、プレゼンテーション面も含めて感激した。
  • 02:55  たまたまPCが壊れたのもあって、しばらくの間ネットとの私的な接触頻度が低下し、代わりに印刷された本との接触が増えた。印刷された本は、こちらを「ずっと待ってくれている」感じがするのが好いなと思った。
  • 03:14  久々に「農民藝術概論」と「春と修羅・序」をじっくり読んだ。この狂的な変化の時代に、言葉が輝きを失わぬどころかますます予言めいた魅力を放ち始めるというのは、やはり尋常ではない。奥深すぎて避けてきたような所もあるのだけど、同時代の光の中で、賢治にしっかり向き合ってみたいと思う。
  • 03:38  それにしても、「春と修羅・序」が分子生物学もコンピュータも無かった時代に書かれたものだとは…。21世紀のサイエンスが抉り出す「生命」や「私」の本質に、ここまで詩の言語で肉薄できた人間が(舶来の科学文献に触れていたとはいえ)当時の日本にいたこと自体、驚異という他ない。

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