Mon, Jul 18

  • 03:18  「希望は過去にしかない」とばかりに、偽りの追憶の中に逃げ込んでしまう事が、本当に今必要とされている答えなのだろうか。娯楽に辛い現実を忘れさせる作用があることは認めるけれども、「それだけでは駄目だ」と歯を食いしばり道なき道を切り拓いてきたのが、あなた方の先達ではなかっただろうか?
  • 03:38  明治建築に巣食う怪しい部活動と云えば「マイナークラブハウス」シリーズ(木地雅映子)だけれど、両作品間の精神的な隔たりはあまりに大きい。マイナークラブハウスの住人達は「現在」の中で傷つき血を流す。状況が切迫しているからこそ、アジールとしての桃園会館がもつ輝きも切実なものとなる。
  • 03:52  「マイナークラブハウス」の物語の清々しい魅力は、登場人物たちが受け止める「痛み」によって裏打ちされていると思う(ゼーガペインに重なる部分があるのは、おそらく偶然ではない)。追憶のぼんやりとした光に包まれた「痛み」のない世界で、果たして人々は十全に生きることが出来るのだろうか。
  • 04:06  何かが失われてしまっているのだとしても、それは特定の誰かのせいではない。人々の想像力が根を下ろしている部分、ファンタジーの土台になる部分が変質を始めているのを、自分自身が痛烈に感じている。以前と同じ基礎を踏まえても、同じ伽藍を建てることはもう出来ないのだ。
  • 04:24  CGには以前から格別な興味を持ってきたし、特にリアルタイム系の描画技術の進化には今も瞠目させられている。でも『SUPER8』の宇宙船にも、『トランスフォーマー3』の高層ビルへし折りにも、もう全く心が動かない。80年代のアナログVFXに比べて、映像の精度は格段に上がっているのに。
  • 04:27  観客が「どうせCGだから」という予断を持つようになったというのは大きいと思うが、果たしてそれだけだろうか。CGが作り手の想像力を枯れさせたのか、CGの精度の高さがもともとあった想像力の限界を露呈させただけなのか。
  • 04:38  インド映画「The Robot」のCGの使い方は、作り手の溢れる「やりたいこと」が技術をねじ伏せている感じで好感が持てたし、何より新鮮だった。子どもの頃に触れる民話や神話のような想像力の源泉となる部分が自分達とまったく異なっていることが、映像から伝わってきたからだと思う。
  • 15:20  RT @text708: 釜石線新花巻駅にある交流ノート。ひとつひとつ駅員がコメントを書いている。運行本数の少ない路線だからこそ生きる試み。おかげで待ち時間が短く感じた。 http://yfrog.com/kf87795915j
  • 16:30  原作「ゲド戦記」を熱く語れ!コンテスト http://bit.ly/obG0d3 こんな企画があったとは。「「ゲド戦記」をこのままにしてもいいのでしょうか?」コンテスト概要の文章も熱い。敢えて映画サイトでこれをやるあたり、シネマトゥデイはつくづく硬派だなと思う。
  • 16:50  映画『ゲド戦記』を見る。この作品は多くの人を深く傷つけただろうと思う。内容もさることながら、かつての魔法が失われてしまった事をはっきり思い知らされる悲しみは如何ばかりだったろうか。本編終了後の新作予告は、確かにひどく輝いて見えた。なんだか全てを許容してしまえそうな気がした。
  • 16:56  ひょっとして、こういうのも一種のストックホルム症候群なんだろうか。
  • 19:06  RT @kurakata: 隣には、駅より巨大な「岩見沢コミュニティプラザ」。建物名も各フロアの機能名も意味不明。何の目的も意欲もなく、ただあるだけ。言葉の空疎さが、すべてを物語る。まさか日本にこんなのがいっぱいあったり、しないよね。 http://t.co/cBe19My
  • 19:06  RT @kurakata: それに引き換え、小学生の言葉の深さたるや(笑)。岩見沢駅舎内の書道展で、たいへん感銘を受けました。 http://t.co/CbdQlLo
  • 21:35  @bonbon01 遅くなりましたが、アン・サリーさんのアルバム、妻が持っていました。素敵な歌い手さんですね。最近も「満月の夕」の事を被災者の方がtweetされていて、この唄はどのように流れ聴かれているのだろうと、その風景を想像していました。  [in reply to bonbon01]
  • 21:46  @furuidolabo いらっしゃっていたのですね。自分の踊りはへなちょこでしたが、ああいう風に皆で集まって弔う形もあるのだなと、改めて感じ入りました。佃のあの一角は空襲も免れたそうで、江戸の地霊を色濃く感じますね。順延された住吉神社例大祭にも是非行ってみたいものです。  [in reply to furuidolabo]
  • 21:50  メモ:「特別展 磯江毅=グスタボ・イソエ マドリード・リアリズムの異才」 http://bit.ly/iCrmZt 10月2日まで。磯江毅作品はその細密さゆえに、照明が決定的に大事だと思う。平塚市美術館ではやや残念な印象だったので、練馬区美術館の新しい照明に期待。

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