Tue, Aug 31

  • 00:06  遅ればせながら、日曜日の舞浜行きの感想を。余り安易には使いたくない言葉だが、やはりこの作品には、神懸かり的な何かがあるとしか思えない、そう感じさせるイベントだった。朗読劇もROCKY CHACKのライヴも、ファンとして最大限に期待できる内容の遙か上を行っていた。 #zega
  • 00:16  そもそも、主演声優が才能あふれる演出家・脚本家でもあって、作品に対する人並み以上の思い入れをもってみずからファンイベントの演出に関わる、ということ自体が、そうそうあるとは思えない。 #zega
  • 00:20  ひとりの『ゼーガペイン』ファンとしてこれ以上ないほどの喜びに満たされながら、一方で今目の前で起こっていることは、作品と制作スタッフとファンをめぐる、そうとう不思議な、かなり稀少な現象なのではないかという思いが消えずに、色々と考えを巡らせていた。 #zega
  • 00:29  「発売記念イベント」といっても、招待客の誰もが既に商品代金を支払い済みで、しかも予定生産数は既に終了。直接的なプロモーション効果は全くない。商品はまだ届いていないから、イベントの満足度が、「買って良かった」という充実感に直結する訳でもないだろう。では一体何の為に? #zega
  • 00:53  今回のイベントの企画書の内容が、とても気になっている。業界全体の売り上げが大きく落ち込む中で、いくら担当者が作品を支持しても、直接の売上に結びつかないイベントに予算が掛けられるものだろうか?単なる「ファン感謝祭」以上の目論見が、そこに書かれていたのではないか? #zega
  • 01:01  別に陰謀論というわけではなく、情報の複製・流通コストが限りなくゼロに近づいていくなかで、コンテンツを作っている人たちがどうやって食べていくか、という切実な話題と、制作後4年も経って『ゼーガペイン』の周りで起きている不思議な現象は、微妙にリンクしているのではないか、と。 #zega
  • 01:11  マドンナがレコード会社からイベント興行会社に契約を切り替えたことは大きな話題になったし、最近だと『ブラック★ロックシューター』の本編バラマキが記憶に新しい。情報だけをパッケージにして売ることはどんどん難しくなっている。では、これからどうすればいいのか。 #zega
  • 01:28  打ち出の小槌のような模範解答は、もちろん無い。ただ、今回のイベントは『ゼーガペイン』の隠れた「舞台志向」が、朗読劇や舞台化発言を通じてついに顕在化したという意味で興味深かった。パッケージメディアに無くて、イベントや舞台にあるものといえば「一回性」だからだ。 #zega
  • 01:47  今回、浅沼晋太郎さんの存在感は圧倒的だった。トークでは客席を暖める軽妙なアドリブを連発。朗読劇の冒頭、暗闇からのキョウのモノローグでは一瞬にして観客を舞台に惹きこみ、最後はライヴにそのままなだれ込む演出で芝居と音楽の相乗効果を最大限に引出す。まさに「才人」。 #zega
  • 01:59  浅沼さんは、舞台の持つ「一回性」を活用するすべを知悉しているように見えた。舞台の上の人も下の人も、ただ一度きりのかけがえのない出会いを形作っている。そこに潜む可能性が才能ある人によって引き出されたとき、複製・再現可能なメディアとまったく異なる、特別な経験が生まれる。 #zega
  • 02:11  ゼーガペイン』は、パッケージとしては既に完結した作品だ。しかし今年に入ってから制作側・ファンの側双方で同時に進行しているのは、寧ろ一回きりの、特別な現象だと思う。そして少なくとも自分は、作品そのものと平行して、この現象自体を「ほかに無いもの」として楽しんでいる。 #zega
  • 02:23  それはまだ、現実的な打開策には至らない「予感」でしかないけれども、今回のイベント開催の裏には、前述の「作品と制作スタッフとファン」のこれからの関係を、『ゼーガペイン』というなかなかに運の強い作品を通して見定めようとする意図があったのではないかと、勝手に妄想している。 #zega
  • 02:34  ともかく、心の底から満足すると同時に、何処かしら未来の予兆を感じさせる、面白い質感を持ったイベントだった。すぐに感想を書けなかったのは、この質感は何だろう?と考えていたせい。とにかく当日出演された方々、企画・スタッフの方々、貴重で幸福な時間を本当に有難うございました。 #zega
  • 02:46  その後の2次会でも、イベントの自然な延長という感じで、とても楽しい時間を過ごせた(会費の封筒を頂いた方、本当にどうも)。主催いただいた @minechin様、 @shinonome_aska 様、 @ZEGAZEGA_BD 様、とてもとても感謝しております。お疲れさまでした!
  • 22:58  @Koumei_Satou 遅ればせながら、もろにツボな記事を有り難うございました。自分がゼーガに嵌った原因の一つに、やはりエンディングが切ないエレクトロニカ系だったというのがあります。郊外の夕景に漂う浮遊感と電子音色が溶け合う、独特の雰囲気がシリーズ前半の魅力だったかと。  [in reply to Koumei_Satou]
  • 23:56  「没後25年 鴨居怜 終わらない旅」展 http://bit.ly/aTrPIh 遂に実物と対面。空間をビリビリと震えさせるような迫力。彼の作品は既に時も場所も超え、輝くばかりの「死後の生」を生き始めていた。きっと百年先の人々も、『1982年 私』に心を?まれるに違いない。

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